親戚が多いので、法事は年に数回・・・けっこう多いんですが、
今回も行って来ました。
血圧が低い(「上が」90)ので、夏は動けないので大変・・・。
さて、今回は先日紹介した、これのお話
■■■■コクサイ Smith&Wesson M66 ■■■■■
コクサイのKフレームガスガンですが・・・、
動作原理は完全に把握してるので、ちょっとイジッてみましょう。
今回は、ガスバルブまわりのレストアのお話です。
このガスガン、経年変化でガス放出バルブが劣化して
・ガス注入時、そのまま即時、放出バルブから抜けていってしまう。
・ガス注入後に、スローパンクのように、徐々にガス漏れ
という具合に、ガス漏れが起きるモノがあります。
その対策・修繕ですが・・・
まずは、タンク内側から、リューターで、
ポート付近をコンパウンドで研磨し、汚れを除去します。
次に、バルブパッキンの交換・・・
なんせ10年前に絶版し、部品が手に入らないので、ホームセンターで
これを購入して、代用します。
■■■■■カクダイ製 補修用Oリング 「9850-4」 ■■■■■
バルブに組み込むと、こんな感じ。
純正のパッキンと形状が違うので、バルブ閉鎖時、バルブの頭
(たたかれる部分)が少し長めに出てきたり、あるいは、短くなったり
すると、「常時中途半端にバルブが開いてしまう」状態になりうるので、
長くなったときは、「必要に応じて」ハンマーを削って、バルブが常時
閉鎖してるようにします。
この↑例ですと、ハンマーを削ってますが、慣性質量を少しでも稼げるように
ハンマーよりも、バルブをたたく部品のほうを、削った方がよさそうです。
こんな↓感じ・・・
左は元の状態。右が、ほんの少し、削った状態
個体バラツキもあるので、削らないほうが良いケースもあります。
#いまや希少な部品なので、あくまでも、「必要に応じて」削るように・・・
ちなみに、ガス注入側のパッキンが漏れる場合は、同じように
ホームセンターで売ってる、
「三栄水栓製作所 SANEI 補修Oリング PPP50-14」に
パッキンを交換します。
これで、ガス漏れについては、多くの場合、改善するでしょう・・・・
この、コクサイ製S&W Kフレーム(M10・M19・M66)
リボルバー・・・初期型モデル(シリンダーが貫通してるタイプ)は、
ハンマースプリングが強烈な強さで、トリガープルが暴力的に重く、
「人差し指の訓練装置」になっていて・・・、
このまま使っていくと、1000発も撃たないうちに、
●トリガー/ハンマーが摩耗して、ハンマーストロークが減って、
ダブルアクション時のパワーが劇的に落ちる。
(銀玉鉄砲よりショボイです・・・)
●ハンマーインパクトを伝える各種のパーツの、すべての
「インパクトポイント」が、打撃により「凹んで」しまい、
必要なインパクトパワーが伝えられなくなる。
●バルブインパクトする部品の軸が曲がる/折れる
(修復不能・・・ガスガンとしては、死亡)
●人間の「人差し指」の骨がおかしくなる
など、ろくな事にならないので、元凶の「ハンマースプリング」を
軽くしないといけません。
というわけで、今回、脱線ネタですが、コクサイのガスリボルバー、
少しずつイジッていきますよ。(^^;;;